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マスク着用で口内環境が悪化 ヒト口内由来の乳酸菌、歯周病菌を抑制(乳酸菌特集/特別インタビュー)

長引くマスク生活で、口腔内に悪影響が出始めている。口腔内には、腸内と同様に無数の細菌叢(フローラ)が存在しており、菌のバランスが崩れると、様々な疾患や身体の不調を引き起こす。L8020乳酸菌は、ヒトの口腔内から採取される為、口腔粘膜での安定性が高い。口腔フローラの改善作用が確認され、ヨーグルト、サプリメント、タブレットなどに活用されている。歯学博士の二川浩樹教授と、L8020乳酸菌協議会の高田祐司氏に話を聞いた。

マスクによる口内環境への影響は?

二川 マスク生活が長引き、口臭や口内のネバつきに悩む人は非常に多い。

コロナ感染予防には、マスクは必須アイテムだが、長時間のマスクを着用することで口腔周囲筋の活動が減少し、口腔内の唾液による自浄作用低下への懸念は無視できない。

さらに歯周病菌が増加し、口腔内環境の悪化や口臭の増加を引き起こす恐れもある。

高田 協議会の調査では、実に4割以上の人がマスクを着用する生活の中で「お口のネバつき」や「口臭」の悪化を感じていた。

また、そのうち約半数の人は歯周病菌の中でも特に悪質なジンジバリス菌が増加していることが確認された。一方で、L8020菌を継続摂取することで、ジンジバリス菌の増殖が約44%抑制できることも明らかとなった。

二川 これまでもL8020乳酸菌の生菌がジンジバリス菌の口腔内保菌を減少させること、LPSを不活性化させることが確認されていたが、今回新たにL8020乳酸菌の代謝物が効率的にジンジバリス菌を減少させたことは、非常に興味深い。

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