乳酸菌やビフィズス菌を機能性関与成分とした機能性表示食品の受理品が400品に到達した(2022年1月27日時点)。
受理総数4,000品以上の機能性表示食品の約8%が乳酸菌やビフィズス菌を関与成分とした商品となっている。
定番の訴求となる「腸内環境改善」や「便通改善」などの整腸作用領域や、「体脂肪低減」、「内臓脂肪低減」、「BMI改善」など抗肥満・抗メタボ領域での届出が増加した。さらにこれらに加え、新しい訴求テーマも続々と登場。
「肌の潤い維持」や「ハウスダストによる鼻の不快感軽減」、「ストレスの軽減」、「食後の胃の負担を和らげる」、「歩行機能の向上」、「紫外線刺激から肌を保護する」、「記憶機能の維持」などバリエーションに富んでいる。
コロナ禍で関心が寄せられているのが「免疫機能の維持」。現在唯一の受理実績を持つのが、キリンホールディングスが開発販売する「プラズマ乳酸菌」だ。
同社では他メーカーとコラボレーションを進め、現在関連商品は7品に増加している。そうなると気になるのが「プラズマ乳酸菌」に次ぐ免疫表示の第2号。
昨年、日本抗加齢協会が「免疫関係の機能性表示の科学的根拠に関する考え方」をウェブサイトで公表。業界の関心が寄せられている免疫指標について、すでに受理されている「樹状細胞の活性化」に加えて、「食細胞活性」、「NK細胞活性」ほか、「T細胞(CD4T細胞)増殖性・活性化」、「分泌型IgA抗体濃度」の4項目が例示された。
また、指標以外にも、科学的根拠が説明できる指標の使用も構わないとしている。現在、免疫領域での届出受理を目指して取り組みを進める企業も複数あり…
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