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アイフレイル、子供の視力低下など深刻化 サプリの需要拡大(特集/アイケア)

スマホの普及やVDT 人口の増加で、日本人の視力低下が深刻化。緑内障人口は約400 万人に達している。民間調査では、中高年の半数以上が目の不調を感じており、中学生の9 割以上が近視であることが明らかに。健康食品やへの需要も高まっており、ビルベリー、ヘマトコッカス藻、カシス、マリーゴールドなどの活用が広がっている。アイケアを訴求する機能性表示食品は、348 品。昨年は新たに80 品以上が受理されており、肌、認知機能、血流などのWクレームによる届出が増加傾向にある。

アイフレイルに懸念

スマホ、パソコン、テレビ、携帯ゲーム――。家から学校、職場に至るまで現代人は、常に目を酷使している。日本緑内障学会の多治見緑内障疫学調査によると、日本の緑内障患者数は400万人、40歳以上の20人に1人が緑内障を発症していると推計される。

また、眼科啓発会議が昨年6月、40 ~ 89歳の男女約1.3万人に行ったアンケート調査では、実に約半数の人が「目の不自由さを感じている」と回答。歯、足腰、物忘れ、皮膚よりも悩みを抱える割合が高かった。

視力の低下は、放置してもそれ自体が直ぐに疾患に繋がることはない。ただ、視力低下が日常生活に支障を及ぼし、転倒や認知症など身体のフレイルを進行させるケースは年々増えている。

日本眼科啓発会議では、このような症例を“アイフレイル”と名付け、身体的なフレイルと同様に予防する必要があると警鐘を鳴らす。

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