高付加価値の石鹸ニーズが拡大
緑茶石鹸や柿渋石鹸などのヒットを背景に、ここ数年、化粧石鹸が人気となっている。
健食・サプリメントのメーカーや販売会社などの参入も活発で、自社の健食・サプリメントに配合している成分を配合した石鹸をセット販売するケースも見られる。
OEM各社も食品素材など機能性成分配合への対応、さらに弱酸性固形石鹸、クリーム練り石鹸など差別化の図れる稀少な石鹸を相次いで開発、増える受注ニーズに対応している。
固形石鹸の市場自体は液体石鹸に押されて年々縮小しているが、美容成分や機能性成分を配合した透明石鹸や高付加価値石鹸の人気は上昇している。
ここ数年、健食・サプリメントを取扱うメーカーや販売会社が、化粧品販売へ参入するケースがトレンドとなっている。
本紙が毎年5月と11月に化粧品OEMメーカー150社を対象に行っている調査では、人気受注アイテムは美容液、化粧水、クリームのトップ3は毎年不動だが、化粧石鹸もここ数年は4位・5位にランクインしている。