国内で8年ほど前から健康食品として流通している『蟻』。中国における漢方素材としての実績、体感素材としてのリピート率の高さ、アミノ酸やミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれる点などが評価され、漢方薬局、MLMや宣講販などで、“知る人ぞ知る”有力商品として定番化しているケースもみられる。蟻の持つ力強いイメージもあって、「滋養強壮」や「精力増強」を切り口にした商品が多い。過去の研究では、鎮痛、消炎、免疫増強などのほか、老化防止効果も示唆されており、中国では実際にリウマチや肝炎、糖尿病などの治療にも利用されている。蟻の有用性については、まだまだ未解明な部分が多いが、一般的に有用性が高いといわれる動物生薬だけに、今後、超高齢化社会の到来とともに『蟻』がクローズアップされてくる可能性もある。
【特集/蟻】