施設・会員型から、アウトドア・自由型へ
2009年の余暇市場は前年比4.3%減の69兆5,520億円――。
公益財団法人日本生産性本部は先月30日、都内で「レジャー白書2010」の発表記者会見を行った。
2009年の余暇市場は、景気低迷に新型インフルエンザの流行が重なるなど、厳しい1年となり、1989年以来の70兆円割れとなった。消費者の節約志向は依然強く、多くの分野で客単価の減少傾向が見られた。
一方で、2009年の余暇市場では「健康的」「環境に優しい」「リーズナブル」「ファッショナブル」が消費のキーワードとなり、健康的なレジャーとしてスポーツ分野での参加率が増加していることがわかった。
フィットネスクラブは3年連続の前年割れ。今回の調査では、スポーツに対する消費者ニーズが施設利用のインドアからアウトドアへと移行している傾向が浮かび上がった。