EU加盟国であるエストニアは、北ヨーロッパに位置し、南は同じ「バルト三国」であるラトビアと国境を接し東はロシアと国境を接しているが物流に問題はない。
約132万人と青森県よりやや多いほどの人口で、面積は九州の約1.23倍となる。小麦やジャガイモのほか、乳製品、ベリー類、ハチミツなどの生産も盛んだ。エストニアでは、健康食品素材の日本市場への提案を強化している。エストニアの注目素材として、まず乳製品が挙げられる。
抗生物質を一切含まない生乳を生産しており、「エストニア産チーズ」は北欧中心の市場で高く評価される。健康に寄与する乳製品素材として、業務用、家庭用のアイスクリームパウダーも注目される。プロバイオティクスを強化し、消化器系の健康と免疫力維持をサポートする製品として提案している。
また、「リンゴンベリー」や「ブルーベリー」をはじめとしたベリー類も、近年スーパーフードとして注目される。エストニア産のベリー類は、寒さの厳しい冬と、夏の永続的な日光に耐えるため、特にエネルギーに満ちているという。生鮮、冷凍、フリーズドライ、コールドプレスジュースとして、天然のビタミン類と酵素に満ちた素材・製品として出荷される。
有機ハチミツも健康食品素材として注目される。ハチミツはエストニア料理では健康的な調味料として、また飲料用として欠かせない。有機ハチミツを生産するためには、蜂の巣箱は人の居住地から3km以上離れている必要があるが、国土の半分以上は森林に覆われており、純粋な蜜を集めるのに有効な環境だという。
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