店頭で商品を選ぶとき、消費者は何を手がかりに購入判断しているのだろうか―─ 。
　オーストラリアとドイツの研究班が、価格よりもラベル表示やブランド評価が決定要因になっているとする研究結果を学術誌“食品の品質管理と嗜好性”（Journal of Food Quality and Preference）に報告した。

　研究班は、521人の消費者を対象にし、ラベル表示と、購入判断に影響を与えるさまざま要因とを組み合わせた試験を行い、どの要因がもっとも購入決定に影響を与えているのか検討した。
　その結果、身近なブランドであることがわかるような商標やロゴがあり、好感が持てるラベルデザインであることが、消費者を惹きつけることが確認された。