㈱龍泉堂(東京都豊島区)は、抗肥満・抗メタボを訴求する新原料『DygloFit®(ダイグロフィット)』の販売を開始する。
同原料は、ダイエット・抗メタボ作用を持つマメ科の食用植物「ホタルノキ」のサヤの部分から有効成分を抽出したエキス末タイプの機能性素材。由来植物のホタルノキは、インドをはじめとした熱帯地方に広く分布する落葉樹で、現地では古くからスープなどのスパイスとして使用されてきた歴史を持つ。
近年の研究では、体重のコントロールをはじめ、健康増進に関する多様な有用性が確認されている。
『DygloFit®(ダイグロフィット)』は、同社が展開するダイエット素材『エラグ酸(アフリカマンゴノキエキス)』を製造する米国メーカー製。有効成分となる2種類のポリフェノール類、ミリセチン(1.25%以上)、ルテオリン(0.75%以上)を規格化している。
既に米国では同原料を配合したサプリメントが流通しており、Self-Affirmed GRAS認証も取得済み。
同原料を用いたヒト臨床試験では、体重や体脂肪の減少など、体重コントロールに関する有用性に加え、血中中性脂肪や空腹時血糖値、インスリン感受性、血圧など、代謝機能に関連する因子の改善が認められている。
また、LDLコレステロールの減少やHDLコレステロールの増加も確認しており、龍泉堂の塩島由晃社長は、「ダイグロフィットは、コレステロールや血糖値改善をポイントに売り出す。
国内での有効性臨床試験や安全性試験などに着手し、2023年度内には機能性表示食品として届出を目指したい」と話す。
同社では既に「体脂肪、中性脂肪の減少、高めのBMI値の改善」などが謳える機能性表示食品対応原料として『エラグ酸(アフリカマンゴノキエキス)』の販売を行っているが、『ダイグロフィット』は、コレステロール、血糖値にフォーカスすることで、原料の住み分けを図る構え。
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