本紙編集部では健康食品受託加工・製造企業を対象に、「今年上期の人気受注素材」と「今年下期の人気受注素材予想」について調査（複数回答）。123社から回答を得た。その結果、上期は、昨年1位の「乳酸菌」を抜いて「NMN」がトップになった。話題先行から市場定着に向け、国内でのヒト臨床試験などエビデンスデータの蓄積も進む。下期予想でも1位を獲得、期待の大きさがうかがえる。上期2位は「乳酸菌」。多彩な健康機能から、様々な機能性表示食品が流通するなど、今年も健食市場を牽引している。3位の「プロテイン」は、“身体に必要な栄養素の1つ”との認識が浸透。新製品ラッシュが続いており、下期も市場拡大が見込まれる。
今年上期の人気受注素材で回答が寄せられた素材は約70種類。トップは「NMN」となった。一昨年調査で初めて登場したNMNは、昨年調査で2 位に大躍進。今回調査では31票を獲得しトップとなった。
“若返り成分”として海外から火が付いたNMNは、越境EC向けの受注に加え、国内でも認知度が上昇。原料価格もNMN登場時に比べ下がり、国内市場での商品開発に拍車が掛かっている。
また、海外のみならず、国内でのNMNに関する機能性・安全性の研究も本格化。ヒト臨床試験でエビデンスデータの蓄積が進んでいる。話題先行で注目度が急上昇したNMNだが、市場形成に向けて着実に前進している様子がうかがえる。
2位は「乳酸菌」（22票）。腸内フローラへの関心は幅広い世代で高く、各社が特徴を持った乳酸菌を展開している。機能性表示食品では、「整腸作用」をはじめ、「体脂肪低減」「内臓脂肪低減」「歩行機能向上」…
続きは本紙で。定期購読のお申し込みはこちらから（オンラインでの閲覧も可能です！）
■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■
