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鳴かず飛バズも、バズって売れる(オピニオン)

果報は寝て待てと昔の人は言ったものだが、今の時代SNSの発達により、一晩寝て目が覚めたら世界が一変している事もある。

誰もが情報の発信元になり得て、即座にその情報が拡散される。チャンスはどこに眠っているか本当にわからない。思わぬ形で商品がヒットすることも少なくない。いわゆる“バズり”というものだ。

消費者に影響力を持つタレントやインフルエンサーの発言や投稿、配信が消費者に広がり、電子口コミとなって拡散される。直近“バズった”最たる例が「Yakult1000」だろう。

同商品はヤクルト本社初の機能性表示食品。「ストレス緩和・睡眠の質向上」を表示し、「ヤクルト史上最高密度の乳酸菌シロタ株を含んでいる」と謳う。現在同社ネット販売での新規申し込みを休止し、店頭向けの「Y1000」も品薄状態が続く。

ヒットの要因は何か? やはりストレスと睡眠へのアプローチか。コロナ禍で精神的不安やストレスを抱える人が増え、睡眠障害に陥っている背景がある。現在、同カテゴリーの機能性表示食品の受理品数は390品。ではこれらが全て売れているかと言ったら答えはノーだ。

やはり“バズった”要因は…

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