㈱IHM(東京都品川区、☎03-4221-2211)は、『植物性ナノ型乳酸菌SNK』の最新知見で、ヒト臨床試験による抗ストレス作用を確認したと発表した。研究成果が国際学術誌『International Journal of EnvironmentalResearch and Public Health』のオンライン版に7 月22日に公開された。
IHMでは、「精神的ストレスに対する有益な効果を発揮することが期待できることがわかった。現在、抗ストレス作用を表示できる殺菌乳酸菌原料として、機能性表示食品の申請準備を進めている」とし、届出に向け大きく前進したことを明かした。
研究は、健康な成人男女66人を対象に、プラセボ、SNK低用量、SNK高用量の3 群に分けて4週間摂取させ、気分プロフィール検査POMS 2日本語版を用いて試験参加者の気分の状態を評価したもの。
その結果、POMS 2の総合的な気分の状態を表すTMDは、SNK低用量、SNK高用量ともにプラセボと比較し有意に低値を示し、項目別ではSNK低用量にてAH(いらいら-不機嫌)について顕著な有意差、SNK高用量にてTA(緊張-不安)、CB(混乱-当惑)について有意差がみられた。
さらに、客観的指標としてストレス時に高くなるコルチゾールを唾液で測定した結果、SNK摂取群はプラセボ群と比較して低値を示した。
『植物性ナノ型乳酸菌SNK』は、長野県木曽地方の無塩漬物すんき漬けから単離した乳酸菌。1 g当たり2兆個の乳酸菌数を含有し、アレルギーフリーである点が特長。国内をはじめ、台湾や中国等への輸出実績を持つ。
続きは本紙8月17日発行号(1746号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。
■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■