昨年度のダイエット&ビューティフェアの様子
我が国のエステ・美容産業、新たなビジネストレンドと期待されるスパ産業、これらを包括する「ダイエット&ビューティーフェア2010」が来週月曜日より東京ビッグサイトで開幕する。昨年は、クレジット規制やリーマンショックの影響で同展も大幅な後退を余儀なくされたが、今回は早くも回復基調で、小間数で2割増、セミナーは昨年の5割増へとV字回復のトレンドを歩み始めた。出展企業各社の声は、いずれも市場回復を実感させるもので、美容、健康分野で、健康器具などの個人ユースの商品をキーワードに大きなビジネストレンドがキャッチできる。
セミナーでは、新しい美肌作りを提案する美容家山本未奈子さん、巻くだけダイエットの山本千尋さんの講座などは、告知と同時に満席になるなどの人気だ。このほか、注目のリゾートホテルタラサ志摩のスパ戦略など人気の講座が目白押しである。また、東南アジアのスパ、美容ビジネスなどへの関心の高まりを受け、国際色豊かなセミナープログラムの構成になっており、ビジネス関係者は見逃せない。
展示会も有力企業が勢ぞろいするが、出品品目はリーマンショック以降のビジネストレンドを捉えた高機能低価格商品が目白押しだ。健康産業分野では、美容飲料、家庭用美容機器などが勢ぞろい、またスパなどの建築デザインを手がけるデザイン会社も有力企業が参画、ホテルやリゾート開発に向けたニーズにも対応、ダイエット&ビューティー分野の主要産業のリーダーが顔を揃える。規模は約270社450コマで、問い合わせは続いている。
クレジット規制後のエステ業界再生への取り組み、首都圏のホテル建設ラッシュが一段落した中で、今後のホテルのスパビジネスの行方などを捉える上で、ビジネスのヒントが手に出来る。急速な高齢化とともに、余暇・レジャービジネス、スポーツフィットネス、健康美容ビジネスがどのように進むかが、これからの鍵となる。詳しくはダイエット&ビューティフェア、スパ・ジャパン公式ホームページで。入場料は3000円、無料の事前登録も出来る。