11月4日までラスベガスで開催されたサプライサイドウェストは、1,100社を超える出展があり、盛況となった。編集部からも久しぶりに記者を派遣できた。
日本では“第8波”が喧伝されているが、現地でマスクをしている人はほとんどいなかったといい、アフターコロナの次なるステージに入っていることがうかがえる。
スーパーフルーツやCBDなど、米国のトレンドが日本に波及するケースは多々ある。今回は従前からのプラントベースに加え、「スポーツ」「睡眠」分野の提案が目立った。剤型では植物性カプセルのほか、「グミ」が多かった。
本紙記者が現地DgSに入ったところ、サプリの棚の結構な割合をグミが占めていたという。日本では米国のインフレが多々報道されているが(余談ながら、現地飲食店でハンバーガーとポテトのセット、ドリンクなしで約20ドルだったとのこと)、グミ剤型のサプリはワンボトル15ドルほどのものもあり、手頃な価格。マルチビタミンのグミが売れ筋という。
グミ剤型のサプリについては10月、米国経済紙が批判的な記事を掲載したこともあったが、こうした報道に即座に対応するのが米国業界団体。
責任栄養評議会は「グミは錠剤を飲み込むのが困難な人や、錠剤やカプセルの摂取が苦手な人にとって有用な選択肢となっている」と反論した。メリットは美味しさだけではない。
また展示会場では、自然甘味料で糖質を抑えたグミなども提案されていた。あとこれはトレンドというより、スタンダードともいえる大きな流れとなっているのが、サステナブルの考えであろう。会場では…
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