日航ホテルで開かれたエグゼ会議には、九州を代表する企業が顔を揃え、参加者は100名となるなど盛り上がりを見せた。午後2時から始まった会合には、九州、沖縄などを中心に主要企業の代表が顔を揃え、消費者庁の平中課長補佐の講演や日健栄協の加藤事務局長の話に耳を傾けた。平中氏は、消費者庁の健康食品への取り組みを、エコナ問題から説明し、広告宣伝や表示のあり方についての考え方を説明した。
また、予算要求での機能表示に関する取り組みや、サプリメントへの考え方などについても踏み込んだ説明が行われた。また、日健栄協の加藤事務局長はGMPや第三者認証などの取り組みの集約とニューJHFA制度についての考え方を披瀝、また、地方支部作りなどへの協力を呼びかけた。九州経済産業局や地元の団体からも関係者が顔を見せており、九州域内の連携についても、一石を投じた格好となった。事務局からもエグゼ会議の歴史、今後の取り組み、とりわけ10月13日の東京会議や12月上旬の「日本を元気に、我々の成長戦略」シンポジウムなどについての紹介もあり、参加者の関心を集めた。
会議、質疑応答の終了後、懇談会が行われ、やずやの矢頭社長、新日本製薬の後藤社長などが挨拶に立ち、「消費者庁の話は丁寧でよく分かった。我々も法令は遵守するスタンスで取り組んでおり、何が出来、何が出来ないのかを示していただきたい」「日健栄協の話は何度か聞いたが、今回初めて目指す方向が分かりよかった」「会合はとても有意義だった」などの声が寄せられた。日健栄協との連携についても、「九州で定期的な勉強会から始め、連携を深めて行きたい」(関係者)などの発言が出るなど、盛り上がりを見せた。次回のエグゼ会議は福岡に続き、札幌(エグゼ会議協力)、東京で行われるが、札幌に続き、東京会議も、既に定員の半数近くが埋まるなど、動きは加速している。