インフル特需で、予防食品に脚光
昨年、世界的大流行になった新型インフルエンザを契機に、予防対策の1つとして機能性食品にも注目が集まっている。
原料メーカー各社では、エビデンスデータの拡充を進めており、今年開かれた健康関連の学会では、抗ウイルス作用に関する新しい機能性の研究成果が相次いで発表されている。
消費者の自己防衛意識が高まる中、昨年特需を生み、活気づいた市場では、その需要が一過性で終わるのではなく、新たなカテゴリーとして定着することに大きな期待を寄せている。
13日から開催される「食品開発展2010」でも、多数の抗ウイルス素材が出品され、来場者の関心を集めそうだ。