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保湿に加え認知、免疫領域で知見(特集:セラミド)

グルコシルセラミドを配合した機能性表示食品が170品を超え、「肌の保湿、肌バリア機能の維持」のテーマで関与成分トップを快走している(3月31日時点)。長らく続いたマスク着用やアルコール消毒の多用などコロナ禍で肌ストレスリスクは増加傾向にあり、肌ケアは消費者ニーズの高いカテゴリーだ。また、セラミドに関する研究も進み、認知機能の改善や、免疫活性などの知見も登場。セラミドが持つ新たな魅力が引き出されている。

「肌の潤い維持、バリア機能」機能性表示172品に

肌の「潤いを守るのを助ける」、「バリア機能を維持する」など、保湿をテーマにグルコシルセラミドを機能性関与成分とした機能性表示食品は172品に拡大(3月31日現在)。前年の同時期比で28%増加するなど、コラーゲンやヒアルロン酸を抑えて肌カテゴリーのトップ関与成分となっている。
人気の要因に由来植物のバリエーションの豊富さが挙げられる。現在受理しているグルコシルセラミドの由来植物は、パイナップル、米・米胚芽、コンニャク、トウモロコシ、桃の5 種類となっている。設定有効量では、ダイセルが販売するコンニャク由来セラミドが最低容量となる0.6mg。他素材では1.2~1.8mgに設定している。原料としての扱いやすさに加え、素材が持つイメージや味への影響、有効量や価格など、判断指標が数多くあるのもセラミドの特徴だ。・・・

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