体感性が高く女性に人気のプラセンタ。ブタやウマの胎盤から抽出・精製したプラセンタエキスのほか、サケ卵巣膜や植物胎座由来のプラセンタ洋物質が流通。最近では、フルーツ由来のプラセンタ洋物質も登場している。機能性表示食品では、「肌」分野の製品が受理されているほか、機能性表示対応原料を目指し、抗疲労、睡眠の質改善などのエビデンスを蓄積する企業も。現在、プラセンタサプリメント、飲料は40代以上の女性がコア層。プラセンタ入りのドリンクは依然として人気アイテムになっている。美容サロンでは客足が戻ると共に、プラセンタ美容液、サプリメントなどが提案されているという。コロナ後を見据えて、再び注目を浴びている。
コロナ後を見据えプラセンタ
化粧品が再ブームの兆し
コラーゲンやヒアルロン酸と並んで美容成分として人気のプラセンタ。医薬品から化粧品、健康食品まで幅広く利用されている。本紙が2022年12月号に実施した(健食・化粧品)受託企業200社以上へのアンケート調査では、人気受注素材として健食・化粧品共にプラセンタが上位にランクイン。化粧品素材としては、コラーゲン、ヒアルロン酸と並んで人気素材となっている。また飲料受託企業への調査では、ここ数年、人気素材ランキングで3 位以内を維持するなど、美容ドリンクの素材として定着している。化粧品用途でも、需要が戻りつつある。昨年開催された美容系の展示会では、プラセンタを利用した化粧品の出展が目立った。実際、昨年の夏頃からコロナ禍の収束に伴い、美容サロンに通う人が徐々に戻りつつあるという。サロンでプラセンタ美容液やサプリメントを提案され、その後、リピート購入に繋がるケースが増えてきたという。・・・
続きは、本紙4月19日発行号(1762号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
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