コロナ禍が収束に向かう中、対面販売チャネルの復調や、フィットネスクラブの売上高・会員数の回復、医療機関や治療院での導入増加、海外輸出の回復―― などを受け、今年上期の水素商材の売れ行きは順調に推移。今年上期の業況が「良かった」と回答した企業は4割となった。さらに慶應義塾大学の研究成果がNHKニュースで報じられ、「水素分子」で初の機能性表示食品も誕生。追い風となる明るい話題も相次ぎ、上々の滑り出しを見せている。
水素の有用性、NHKでも報道
「水素分子」で初の機能性表示食品
今年上期は、水素の有用性を広く認知させる話題が相次いだ。慶應義塾大学は3月22日、水素吸入療法を用いた二重盲検無作為化比較試験で、院外心停止患者の救命および予後の改善に有効な結果が認められ、3月17日付で国際的な学術誌『eClinical Medicine』に、同研究成果が掲載されたことを発表。このニュースは、3月27日のNHK「おはよう日本」でも紹介された。
3 月24日には、制度開始より8 年目で「水素分子」を関与成分とする『高濃度水素ゼリー』が、業界初の機能性表示食品に受理された。届出者は㈱新菱で、ヘルスクレームは、「本品には水素分子が含まれます。水素分子にはストレスを抱えている女性の方の睡眠の質(睡眠時間延長感)を高める機能が報告されています」。今回の機能性表示食品は、同社の特許技術に基づくものだが、「水素分子」が関与成分になった点は、水素の有用性を示す上でも大きなアドバンテージとなる。・・・
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