ストレス・睡眠サポート訴求のサプリメント・機能性表示食品がここ3年でマーケットサイズを拡大した背景には、「コロナウイルスの感染拡大」「フェムケア商品の開発活発化」がある。在宅ストレス、生活リズムの乱れや不眠症状の増加を背景に需要が高まった。加えて、PMS、更年期対策、不妊・妊娠・産後ケア、育児など、女性特有のストレス対策の観点から、フェムケアサプリメントへの配合が進んだ。ストレスケアは睡眠サポートやフェムケアとの親和性が強いテーマでもあることから、今後も市場拡大に拍車がかかることが予想される。
広がる販売チャネル
「ストレス対策はサプリで」
ストレス対策のサプリメント・機能性表示食品が急速にマーケットサイズを拡大している。2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の長期化は、生活リズムの乱れや在宅ストレスの増加、不眠症などを引き起こし、その対策として、抗ストレス商材を求める消費行動が加速。結果、サプリメント・機能性表示食品の需要が高まった。
コロナ禍においては、“コロナ鬱”と呼ばれる症状により、心療内科を受診する患者が急増し、メディアでも取り上げられた。コロナが落ち着いた今現在はどうだろうか。都内心療内科のドクターによると、「テレワークストレス、将来への不安、不眠症などを理由とする患者が増えた。精神的衰弱に対して、医薬品を避ける患者は多く、サプリメント外来で対応する心療内科も増えている」としている。
サプリメントのブランドオーナーへの取材では、「2021年以降、ストレス・メンタルケア、睡眠サポートサプリメントの売上増は顕著だった」「ここ3年でマッサージ店や温泉、サウナなど、販売チャネルが拡大した」などのコメントがあった。
続きは、本紙5月3日発行号(1763号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
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