スポーツニュートリションの製品開発が活発化している。背景には、運動意識の高まりを背景に、アスリートだけでなく、スポーツ愛好家や、健康美を望む女性、アクティブシニアなど、ユーザーの裾野拡大が挙げられる。市場を牽引するプロテインは今年も新製品ラッシュが続く。粉末品の市場は700億円が射程圏内に入ってきたが、一方で淘汰も始まっている。また、プロテインの需要が増す中、アミノ酸に対する関心も高まっており、市場活性化に繋がっている。
プロテイン粉末品市場、700億円迫る
製品ラッシュで淘汰も
運動・スポーツへの関心は相変わらず高い。東京都は昨年10月に「都民のスポーツ活動等に関する調査」を実施。週1日以上スポーツや運動をした人の割合は、前回調査より3ポイント減の65.9%だったものの、2年連続60%台後半と高水準で推移した。運動・スポーツを実施した理由は、「健康維持・体力づくりのため」が前回調査より1.5ポイント増え75.3%でトップだったほか、「運動不足解消のため」(62.1%)、「楽しみや気晴らし・気分転換のため」(54.7%)、「美容や肥満解消のため」(19.8%)などの回答が多かった。
スポーツニュートリションの素材・製品開発は活発で、本紙が昨年12月に受託加工・製造事業者を対象に実施した定期調査でも、受注件数が伸びている商品カテゴリーで、「スポーツニュートリション」は、「美容・美肌」「ダイエット」「免疫サポート」に続く4位にランクインしている。人気受注素材ランキングでは、ここ数年、プロテインがランキング上位に入る常連素材に成長、昨年も3位に入った。アミノ酸も圏外から6位にランクインするなど注目度が増している様子がうかがえる。・・・
続きは、本紙5月17日発行号(1764号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
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