プロテオグリカンの採用が拡大している。原料は、北海道産サケ鼻軟骨由来を中心に、サメ軟骨やイカ軟骨由来のほか、新たに鯨由来の原料も登場。関節・美容系のエビデンスが豊富なだけでなく、体感性の高さや、SDGs対応素材としても評価され、コロナ禍でもサプリメント、化粧品ともに市場拡大が継続している。プロテオグリカンを関与成分とする機能性表示食品は110品目を突破。新たな原料サプライヤーも登場している。
原料本格供給開始から13年、
市場拡大続く
プロテオグリカンは、プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)の複合体でコラーゲンやヒアルロン酸とともに、人間を含む全動物の軟骨や皮膚などに豊富に存在し、細胞と細胞の間を埋めて固定化する役割を担い、足りなくなると肌のシワや関節痛などが誘発される。もともと“グラム3,000万円”の研究試料として“夢の機能性成分”だったプロテオグリカンは、2000年に青森県の産学官で世界初の量産化技術が確立され、2010年に原料供給が本格化して以降、健康食品や化粧品でブレイク。関節・美容系のエビデンスが豊富な点や、高い体感性を有することが評価され、健康食品、化粧品共に市場拡大が継続している。近年は国産サケ鼻軟骨の再資源化に成功したSDGs対応素材としても認知拡大も進んでいる。・・・
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