日本微量栄養素学会による第40回学術集会が6月24日、京都市内のホテルで開催され、会員や関係者など約80人が参加した。同学会会長で第40回学術集会の会頭も務めた関西大学の吉田宗弘氏は、冒頭の挨拶で「コロナ禍の影響で、対面での開催は4年ぶりとなる。演題が集まらないのではと危惧したが、嬉しいことに、多くの先生方から予想以上の数の演題を寄せて頂いた」と謝意を述べた。
特別講演Ⅰでは、(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所 水産技術センターの安岡法子氏が「日本に生息するカキ類の生体と養殖技術」と題し講演。マガキの性転換について、集団で生息しているマガキには雄が多く、単独で生息しているマガキには雌が多い特徴があるとし、集団で生息している雄から雌への性転換は起こりにくいが、雄を単独にすると雌に変わるという特性が見られるなど、マガキが環境に合わせて柔軟に性転換する実験結果を紹介した。
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