特集

【青汁】コロナ明け、下期の伸長に期待

今年上期の青汁製品市場(グリーンスムージー等含む)は、前年同期比ほぼ横ばいで推移した。通販チャネルでは販促費用の投下状況や競争激化を背景に、販売メーカーによる業況は明暗が分かれている。店販チャネルではコロナ明けに伴う試飲会、催事の再開を受け、新規顧客にリーチできる機会が増加。主要企業の多くが堅調な動きを見せた。下期に向けて試飲会等に注力する企業も多く、店販チャネルの伸長が期待される。また有機製品、機能性表示食品、無糖飲料タイプ、スティックゼリータイプなどを差別化に、青汁市場の課題である未利用ユーザーの獲得に成功するメーカーも。今年通期の青汁製品市場の大幅成長が期待される。

今年上期、前年同期比横ばいで推移店販チャネルの伸長に期待大

本紙編集部では7 月中旬~ 8 月上旬に掛けて、青汁製品の原料サプライヤー、受託加工・製品OEM事業者、販売メーカーを対象に、訪問取材およびアンケート調査を実施。今年上期の青汁製品(グリーンスムージー等含む)の市場は、前年同期比ほぼ横ばいで推移したことがわかった。通販チャネルでは、販促費用の投下状況、競合との競争激化を背景に、前年同期比に対し増収企業と減収企業との明暗が分かれた。店販チャネルでは、コロナ収束に伴う人流回復もあり、DgSで展開する企業を中心に、前年同期比に対して増収との回答が複数見られた。
特に、DgSやSM、GMS、百貨店など店販ルートでは、コロナの5 類移行から試飲会や催事が再開する中、未利用ユーザーにリーチできる機会が回復。伊藤園では3 月、2023年収穫分の国産大麦若葉を使用した『ごくごく飲める毎日1 杯の青汁』のリニューアル発売に合わせて、ブランドキャラクター「青汁マン」による九州・四国地区を中心としたエリアマーケティング、SNSでのキャンペーンを展開。「一定の成果を得た」といい、下期にもエリアを変えて同様の活動を計画している。。。

続きは、本紙8月16日発行号(1770号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。

■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■


2017年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください

行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP