大阪・関西万博の開催まで600日を切り、在阪企業の士気も高揚してきた。健康産業界への貢献度も高い大阪大学教授の森下竜一氏が総合プロデューサーを務め、大阪府が成長戦略に掲げる健康・医療・ライフサイエンスを発信する計画で、万博に参加を表明する在阪ヘルスケア企業も少なくない。大阪府には、歴史的に薬の販売を担ってきた地域柄、生薬や医薬品に起源を持つ健康食品分野のサプライヤー、メーカーが多い。また化粧品分野でも販売メーカーから受託メーカーまで大手・有力企業が多く本社を構える。家庭用医療・健康機器分野の大手・有力企業が多い点も大阪府の特長だ。大阪大学をはじめアカデミアも充実しており、産学官連携も活発に行われている。大阪府では成長戦略の中で、先端医療やライフサイエンスを含め、健康寿命延伸産業の創出・育成に注力しており、中小・ベンチャー・スタートアップ企業への手厚い支援も展開、ヘルスケア産業育成の素地が整った地域といえる。
大阪・関西万博開催まで600日切り、在阪企業の士気も高揚
2025年4 月13日の開幕まで600日を切った日本国際博覧会(大阪・関西万博)。昨年7月に地元大阪のパビリオンの名称が「大阪ヘルスケアパビリオン Nest forReborn」に決定。健康産業界への貢献度も高い大阪大学教授の森下竜一氏が総合プロデューサーを務め、大阪府が成長戦略に掲げる健康・医療・ライフサイエンスの集大成を垣間見られるパビリオンとなるもようだ。今年3月には、アサヒグループジャパンや江崎グリコ、小林製薬、ファーマフーズ、森永乳業、ロート製薬などスポンサー企業も発表され、展示・出展ゾーンへの中小企業やスターアップ企業の募集も始まっている。在阪のヘルスケア企業の中でも万博に参加を表明している企業も少なくなく、万博開催に向け、在阪企業の士気も高揚している。。。
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