多種多様な健康食品が流通する中、定番となっている人参素材。高麗人参、アメリカンジンセン、田七人参などが流通。滋養強壮・疲労回 復をはじめ、血流改善、冷え対策、温活、睡眠改善といった訴求に加え、美容やエナジー系も増加傾向に。 コロナ禍における免疫対策やフェムケアなどをテーマとした製品開発も進み、市場拡大が続いている。 機能性表示食品では、血糖値上昇抑制を訴求する田七人参に加え、今年に入り高麗人参およびアメリカ ンジンセンで初の機能性表示食品も登場。今後の開発が加速することが予想される。
高麗人参、市場規模250億円規模 今年新たに機能性表示食品も登場
高麗人参は、「滋養強壮・疲労回復」訴求の代表素材として安定市場を形成、コロナ禍における免疫対策素材としての特 需(2020年~2022年)は落ち着いたものの、 2010年以降の市場規模は概ね200~250億 円で推移している。市場にはドリンク、 錠剤、エキス、カプセル、茶製品から菓 子類、コスメ製品に至るまで、さまざま な商品が流通している。今年は、「LDLコ レステロール対策」領域で高麗人参初の 機能性表示食品が登場。続いて、「認知機 能の一部である視覚的な記憶力維持」表 示でも受理されたことから、今後は機能 性表示食品の開発も加速することが予想 される。
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