環境配慮型パッケージ・容器は、リデュース(削減)、リユース(再使用)、リサイクル(再生)の3Rにリニューアブル(原料を再生可能資源にする)を加えた様々な方法で、環境に配慮したパッケージ・容器のこと。大手メーカーの動きから波及し、健康食品、化粧品の大小様々なメーカー・ブランドで導入が進んでいる。若年層を含め消費者の意識が高まり、商品やブランド選択の基準ともなりつつある。容器をリサイクルする「水平リサイクル」も実用化され、環境配慮型パッケージ・容器を積極的に取り入れ、「自社の取り組み」としてアピールする企業が増えている。
大手から中小メーカーまで導入進む環境配慮型パッケージ・容器
リサイクルプラスチックやガラスを使用した容器、未利用資源を活用して作られた紙パッケージ等、「環境配慮型パッケージ・容器」を採用する健康食品、化粧品ブランドが、ここ数年増え続けている。 背景には、大手企業を中心にSDGsの一環として容器包装のサステナビリティに取り組む企業が増え、中小企業に波及したことがある。さらに2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行に伴い、脱プラスチックのための導入ガイドラインが出され、企業の認識が高まった。
2019年1月に官民で設立された「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(CLOMA)は、「2050年までに容器包装のプラスチック製品を100%リサイクルすること等を目指す」ことを宣言。CLOMA加入団体は460社・団体(2022年1月1日時点)から505社・団体(2023年10月1日時点)に増加。各企業が具体的に取り組むようになった。。。
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