約6割の人が疲れを感じているとする調査結果が示された。疲れの原因は仕事量の増加。疲労回復に睡眠を意識している人は過半数を占めた。こうした中、メーカー各社は現代人のニーズに合わせた商品展開を拡大。疲労をテーマとする機能性表示食品は「デスクワーク後の疲労感軽減」「運動による身体の疲労感軽減」「日常生活の身体的・精神的疲労」など、計684品目に到達した。エナジードリンクは国産ブランドが台頭し、ハーブ系原料をミックスしたドリンクなどで差別化を図る商品が流通。エナジーバーはスポーツ愛好家の支持を受け、運動中の栄養補給と疲労回復目的、ダイエット中の栄養補給目的での利用が進んでいる。
機能性表示食品 680品超
疲労をテーマとする機能性表示食品の商品化が活発だ。累計届出数は684品目(11月26日現在)に到達している。関与成分はGABA(γ-アミノ酪酸)、イミダゾールジペプチド、コエンザイムQ10、L-テアニン、S-アリルシステイン、低分子化ライチポリフェノール、アスタキサンチン、モリンガ種子由来グルコモリンギン、グリシン、クエン酸、松樹皮由来プロシアニジン、クロセチンなど。日常生活や運動で生じる疲労感軽減、睡眠の質向上や起床時の疲労感軽減といった訴求が目立つ。素材別受理数のトップは、GABAの145品目(11月26日現在)。仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感緩和のほか、睡眠の質向上を訴求する製品などが開発されている。
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