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【ヒト幹細胞コスメ】美容・エイジングケアでエクソソームの認知拡大

ヒト幹細胞培養液を配合した化粧品の市場が拡大している。今春、エクソソームを用いた再生医療によるアンチエイジングやがん、認知症治療への可能性がTV報道されたことで、エクソソームの認知が美容・エイジングケアの分野で急速に高まった。本紙調査の化粧品受託人気素材ランキングでも、幹細胞コスメは上半期、下半期で4年連続1位となるなど採用する企業が増加している。一方、体内投与による死亡例の報道もあり、医薬品として承認されていない幹細胞培養液の使用方法について美容医療分野に警鐘も。サプライヤー側でも、今後は幹細胞を培養する際のウイルスチェックなど、品質・安全面とともに、適正な情報提供がより重要視されてくる。

受託ランキングで4年連続「1位」

本紙化粧品受託調査(化粧品受託メーカー117社回答)によると、人気素材ランキングで“幹細胞”コスメは、上半期、下半期ともに4年連続で1位に。今年開催された『健康博覧会』や『CITE Japan』、『Diet&Beuty FAIR』などの展示会でも、“幹細胞コスメ”を展示する出展社は多く、製品開発が活発化している。なお、市場では“幹細胞コスメ”として認知されているため、「幹細胞の入ったコスメ」と誤解される面もあるが、正確には「幹細胞培養液を配合したコスメ」を指し、幹細胞は含有されていない。急速な“幹細胞コスメ”市場拡大を背景に、誤認を与えないため、「化粧品等の適正広告ガイドライン」(日本化粧品工業連合会:2020年版)には、「E9『細胞』等の表現」項目が収載された。

続きは、本紙12月6日発行号(1777号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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