機能性表示食品の受理累計数が1月18日、7,000品を突破した。取り下げを含めた総数は8,000品が目前。今年度は現時点で180社超が新規受理となり、届出者数は1,700社が近づく。大手企業を中心とする健康食品・保健機能食品の新商品は過半数が機能性表示食品となり(前号1面参照)、市場規模も拡大を続けている。ただ、昨年に複数の機能性表示食品で措置命令が行われたほか、安全性データベースの引用問題など、新たな課題も浮上。また、積み重なる受理数と参入企業の増加は競争を一層激化させている。
「販売中」は3,400品
2024年1月末時点における機能性表示食品の総届出数は7,923品。届出取り下げ884品を除いた受理累計数は7,039品となった。 2015年4月にスタートした機能性表示食品は2022年6 月に5,000品を突破。昨年4 月に6,000品を超え、今年1 月に7,000品を上回った。
今年度は、昨年6月末の措置命令以降、受理件数が減少。6月に180品あった受理数は、8〜10月はいずれも100品を割り込み、特に9 月は75品まで落ち込んだ。11月に入り100品を超え、現時点で公表されている23年度受理数は1,028品で、前年同期比10.7%増となっている。なお販売中の商品は受理数を大きく下回り、消費者庁のデータベース上は3,400品となっている。取り下げられた884品については、77%が終売または商品化中止を理由としている。
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