総世帯」を対象とした総務省の家計調査で、物価高等により消費支出全体が3年ぶりの減少となる中、サプリメントを中心とする健康食品の支出が前年比4%増と伸びたことがわかった。市場を牽引する60歳以上の健食支出が増えたことが要因だ。一方で、健食ネット通販支出には一服感がみられる。
支出全体は2.4%減、3年ぶり減少
総務省統計局は2月6日、毎月公表している2人以上世帯の結果に加えて、単身世帯ならびに総世帯の「家計調査」2023年平均を発表。「2人以上世帯」の消費支出の23年平均は、1世帯1ヵ月当たり29万3,997円で、前年比は、物価変動の影響を除いた実質で2.6%減となり、3 年ぶりの実質減となった。統計局では23年の2人以上世帯の支出動向について、「物価高騰、コロナ5類移行、気温の上昇が影響したと考えられる」としている。物価高騰に関しては、食料や教育などの支出が減少。コロナ5類移行では、外出増で外食や旅行などの支出が増えた一方、マスクなどの支出が減少した。気温の上昇は電気代に影響。「光熱・水道」支出は実質4.3%増だった。。。
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