小林製薬 紅麹関連

小林製薬、紅麹関連製品で自主回収

小林製薬(大阪市)は、3月22日付で「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ」とし、同社製紅麹関連製品の自主回収について発表した。

同社『紅麹コレステヘルプ』をはじめとした製品で、使用している紅麹原料(自社製造)の成分分析を行った結果、一部の紅麹原料に当社の想定していない成分を含む可能性が判明したとしている。

3月22日の時点では全ての製造番号分の製品を検査できておらず、予防的措置として全製品の回収を案内している。同社では分析等を進めており、3月24日の時点で、少なくとも直近1年分に製造した製品の検査が完了したものの、想定していない成分の特定や本製品と腎疾患等との関連性の有無の確定には至っていないという。そのため、製造番号にかかわらず、全製品を回収するとの方針に変更はないとしている。

また、原料の販売を行っており、「企業様向けに販売している紅麹原料(販売元:小林製薬バリューサポート株式会社)についても回収対象」とし、「取引先様にご連絡し個別に対応をしております」と記載している。

企業向けに販売している紅麹原料については、小林製薬の子会社であり販売元である小林製薬バリューサポートより、販売先となる52社に対して3月22日から個別に連絡し、紅麹原料を使用した製品(流通在庫等を含む)の回収等の措置への協力要請をしており、引き続き情報提供を進めていくとしている。

なお、3月24日時点において、企業向けに販売している紅麹原料を使用した製品について、腎疾患等が発生したとの連絡は受けていないという。

2023年に製造した紅麹原料の量は18.5トン。自社商品に使用しているのが2.4トン、企業向けの販売は16.1トンとしている。

■同社HP内ニュースリリース(小林製薬)

(第1報)https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/2024/20240322/

(第2報)https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/2024/20240325/

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