化粧品市場活況、上半期経営良好が過半数
06年売上高増減率、4割が2ケタ増見込む
本紙が行った化粧品受託メーカー約100社(回答58社)へのアンケート調査の結果、2006年上半期の経営状況について「良かった」と回答した受託メーカーが過半数(53%)に上ることが分かった。さらに、売上高で前年比2ケタを達成した受託メーカーも2割以上見られた。背景には、改正薬事法施行による大手・中堅化粧品本舗による外注の増加、異業種企業による新規参入の増大などが挙げられる。また景気の回復に伴い、消費者の化粧品購買欲にも拍車がかかっており、高価格商品が売れ筋という点も要因となっている。実際、2005年の化粧品国内出荷状況も8年ぶりに1兆5,000億円台を突破した。2006年上半期の化粧品受託製造現場の最新動向をレポートする。