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【カキ】スポーツ領域、フェムケア分野で利用進む

様々な栄養成分を含むマリーン素材・カキは、“海のミルク”“海のスーパーフード”とも呼ばれる。馴染みある食材という安心感に加え、原料・OEMメーカー、販売メーカーによる機能性研究が進み、伝承的薬効にエビデンスデータが備わり、店販チャネルでは定番アイテムに定着。機能性表示食品も流通する。活力・スタミナ向上や疲労回復を目的としたユーザーに支持されているほか、近年は、エビデンスデータをもとに、スポーツ領域での利用も進み、業績を伸ばしている事業者も。さらに、カキは亜鉛や鉄などのミネラル類を含むことからフェムケア商材としての利用拡大も期待される。

栄養の宝庫、亜鉛リッチ 別名“海のミルク”

健食業界で長年利用されている伝統マリーン素材・カキ。亜鉛、鉄、セレン、クロム、マグネシウムなどのミネラル類、ビタミンA、B群、D、Eなどのビタミン類、グリコーゲン、タウリンなどを豊富に含む。栄養価の高さから“海のミルク”“海のスーパーフード”とも呼ばれる。なかでも、体内で作ることができない必須微量ミネラル・亜鉛の含有量は食品中で突出しているほか、タウリンもトップクラスの含有量を誇る。亜鉛は、皮膚代謝、生殖機能、成長ホルモンの産生、タンパク質合成、味覚・嗅覚の維持など、様々な機能を有する。
「国民健康栄養調査(令和元年)」で示された栄養素等摂取量の数値と「食事摂取基準2020」で示された推奨量を照らし合わせると、亜鉛は、20~60代男女のうち、60代女性を除く各世代で摂取不足に。鉄も女性の摂取不足が続く。こうした調査からも栄養価の高いカキが再評価されている。。。

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