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【フェムケア・フェムテック】製品理解向上がさらなる起爆剤に

PMS、不妊、更年期など女性特有の健康課題の解決に役立つフェムケア・フェムテック。行政も女性の社会進出などを背景に産業の活性化を支援している。その領域は年々広がりを見せ、健食・化粧品業界でも市場拡大が期待され、製品開発に拍車が掛かっている。2月に開催された「健康博覧会2024」では、フェムケア・フェムテック商材を集めたパビリオンを形成、多くの来場者を集め盛況だった。機能性表示食品では、初の「月経」表示による届出受理もされた。化粧品では、各社からデリケートゾーンケアが販売されている。民間調査によると、フェムテック市場は2019年より右肩上がりで成長している。一方で、一般消費者の商品リテラシー向上が課題となっている。今後は、販売メーカー各社のブランディング、ラインアップ拡充、対面販売などの取り組みが、更なる市場成長へのカギとなる。

女性のライフステージの悩みに対し アプローチ領域は多様化

フェムテックは、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決しようとする製品・サービスを指し、フェムケアは特定のテクノロジーに依存せず、様々な方法でその健康課題を解決する製品・サービスを指す。フェムケア製品は、サプリメント、化粧品、吸水ショーツ含むサニタリー製品をはじめ、月経カップ、セルフプレジャーなど様々ある。PMS(月経前症候群)、妊活、更年期、冷え性、骨粗鬆症、デリケートゾーンケアなど、女性のライフステージごとの悩みに対応するため、その領域は年々広がりを見せている。 経済産業省では、「女性版骨太の方針」を掲げ、女性が働きやすい環境整備を推進。同省では、「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」、東京都中小企業振興公社では、「女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業」など、市場発展を後押しする取り組みも実施されている。2月に開催された「健康博覧会2024」では、フェムケア・フェムテック製品などを集めた「ジェンダード・イノベーションEXPO」エリアを設置、45社以上の出展があり、多くの来場者を集め、大盛況だった。。。

続きは、本紙3月20日発行号(1784号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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