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【藻類由来素材】機能性藻類の開発・提案が加速

海藻類(コンブ、モズク、ワカメ、アオサ海苔、スイゼンジノリなど)、微細藻類(ユーグレナ、スピルリナ、オーランチオキトリウム、温泉藻類、テトラセルミス・チュイ、ナンノクロロプシス、ラビリンチュラ、ドナリエラなど)を由来とする機能性素材の提案が活発だ。新素材開発・上市も相次いでおり、「SDGs」「免疫対策」「植物性DHA」「植物性プロテイン」「スーパーフード」を切り口に、サプリメントから一般食品まで、採用実績を積み上げている。米国では、免疫対策、美容、腸内環境改善などを訴求ポイントに、「SEA MOSS(海草)」「SEA WEED(海藻)」カテゴリーのサプリメント、グミ製品がブームに。日本市場への波及も期待されている。

海外市場の開拓急ピッチで

海藻由来の代表格はフコイダン。フコイダンの由来は、オキナワモズク、ガゴメコンブ、マコンブ、ワカメのメカブなど多岐に亘り、由来によってフコイダンの構造・含有量・糖組成が異なる。そのため、「免疫賦活作用」から「育毛」「健胃(ピロリ菌対策)」「美容」まで、由来別に各社各様のエビデンスを整備している。市場にはサプリメントから飲料・茶・飴・乳製品まで、多種多様な配合商品が流通している。医家向けサプリメントとしての流通実績も多い。コロナ禍においては、免疫対策素材として再注目されたことに加えて、日本発の機能性素材として、海外市場の開拓が急速に進む。
沖縄モズク由来フコイダンのパイオニアである、金秀バイオでは、メイドインオキナワ(ジャパン)の機能性素材であることがアドバンテージとなり、国内はもとより、海外市場の開拓が進んでいる。需要増に対応すべく、フコイダンの抽出設備、スプレードライヤー、ナノ化設備などの製造ラインを増強し、今夏には生産能力を倍増させる計画だ。

続きは、本紙4月3日発行号(1785号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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