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【食品分析検査】分析項目のラインアップ拡充など開発進む

紅麹配合製品による影響を受け、食品分析機関各社に「プベルル酸」の分析依頼の問い合わせが相次いでいる。原因解明には至ってないものの、消費者庁では、機能性表示食品の安全性や制度の見直しが検討されている。食品の安全性への意識が高まる中、今後、食品分析検査機関による安全性に関するサービス展開にも期待が掛かる。機能性表示食品の届出は2023年に1,300件超。これを受け、機能性分析の受託を開始する企業や分析項目のラインアップを拡充する企業などがみられた。また、食品工場の品質管理の見直しのためにコンサルティングの需要も増えている。一方で、円安を追い風に輸出検査の依頼が増加。輸出検査は、各国ごとのレギュレーションに沿い検査が必要となる。各国にグループ拠点を持つ企業では、各地の検査所などと連携し受託。差別化を図っている。国内消費の頭打ちの中、輸出拡大を見込み、海外の提携先を探す動きもみられた。

紅麹問題の影響受け 分析検査機関へ問い合わせ多数

小林製薬の紅麹配合製品による健康被害報告の発表や報道を受け、食品分析機関では、焦点となっている「プベルル酸」の分析の問い合わせが増えている。しかし、分析は標準品が入手困難などを理由に各社とも受け付けを行っていない。また、「発酵法を採用している原材料に使用されている菌類の安全確認と思われる分析を受けた」という分析機関もあり影響は広がりを見せている。現在、「プベルル酸」の原因解明には至ってないものの、消費者庁では、機能性表示食品の安全性や制度の見直しが検討されている。食品の安全性への意識が高まる中、今後、食品分析検査機関による安全性に関する新サービス展開などに期待が掛かる。。。

続きは、本紙4月17日発行号(1786号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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