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厚労省、プベルル酸の動物実験結果を公表

厚生労働省は5月28日、健康被害が報告された小林製薬の紅麹に含まれていたプベルル酸について、ラット実験により腎障害が確認されたと発表した。健康被害情報のあった原材料のロットで、プベルル酸のほか、「化合物Y(C28H42O8)」と「化合物Z(C23H34O7)」を検出。化合物Y の発生機構については、和歌山・大阪双方の工場から採取された青カビ(Penicillium adametzioides )が、「単独では産生しないが、紅麹菌との共培養によりモナコリンKを修飾して生成」されたとの見解を示している。化合物Zについては、機序を確認中。両化合物とも、既知の天然化合物ではないとしている。
ラットを用いた7 日間反復投与試験で、プベルル酸単品で腎障害を確認。プベルル酸と化合物Y・Z を含む製品が腎障害を引き起こすことも確認した。今後、ラットを用いた90日間反復投与試験で、プベルル酸単品に加えて、化合物Y・Zについて検証する予定。

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