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【NMN】インバウンドで市場拡大

エイジングケア向け原料としてNMNが躍進している。本紙が本号で行った健康食品受託製造企業への調査で、今年上期・人気受注素材ランキングでは1位に返り咲いた。市場では、インバウンド需要により4万円程度のNMNサプリメントが一店舗で毎月数千万も売れ、6万円のサプリメントが約300の医療機関で販売されている。昨年末には、第一号となる機能性表示食品も上市され話題となった。原料価格も下がり、商品販路の幅が広がった。一方、国内の一般消費者にはまだ認知度が低く、ボリュームゾーンへいかにリーチするかが課題となっている。定番のサプリメント素材に向けて各社研究開発が活発化している。

名実ともにナンバーワン原料、機能性研究も進展

エイジングケア、美肌分野が健康食品・化粧品産業の人気カテゴリーとなっている。同分野で多く利用される素材の一つがNMNだ。本紙が健食受託企業を対象に実施したアンケート調査(有効回答139社)では、今年上期(1 ~ 6月)の人気受注素材で、NMNが32票を獲得し、乳酸菌を抑え1 位に返り咲いた。
NMNは、ビタミンB3の一種でブロッコリーや牛乳などにも微量に含まれるが、サプリメントとして摂取するのが望ましいとされる。
NMNの作用機序は、体内に入るとNAD+に変換される。NAD+は、サーチュイン遺伝子に働き掛け、サーチュイン酵素を活性化させる。このサーチュイン酵素が働くことで、老化によって乱れたDNAの修復を行う。

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