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【胃腸サポート】「胃の不調」、2人に1人に

胃腸トラブルに悩む人は多い。暴飲暴食、疲労、睡眠不足をはじめとした生活習慣の乱れに加え、日常生活における様々なストレスが原因とされる。新型コロナに対する不安は解消されつつある一方、物価上昇による生活への不安などが増す中、胃の不調を感じている男女が5割を超えるといった民間調査も。薬に依存しない日常的にケアできるサプリメントや健康食品の利用が広がっている。“胃の健康”分野では、健胃作用、胃粘膜の保護作用、抗ピロリ菌作用などを有する機能性素材が流通。機能性表示食品では、ヤクルト本社、明治が乳酸菌を機能性関与成分に「胃の負担を和らげる」飲料やヨーグルトを展開する。腸に関しては、腸内フローラのバランスを整えることの重要性が浸透。脳腸相関研究が進み、「第二の脳」としても注目されている。乳酸菌をはじめとした定番素材以外にも、各社によるエビデンスデータを兼ね備えた原料提案が活発だ。

胃は健康のバロメーター
様々なストレスが不調原因

何らかの胃腸のトラブルを抱える人は多く、「2022年国民生活基礎調査」によると、「胃のもたれ・むねやけ」の自覚症状がある有訴者率は人口千人あたり22.2で、女 性は男性(17.9)より高く26.2だった。昨年10月にマーケティング調査などを手掛けるヒューマン・データ・ラボラトリが男女2,000人を対象に実施した調査では、胃の不調を感じている人は55.9%で、前年調査から4.9ポイント増えた。20〜30代は6割を超えるなど、若年層は胃の不調を訴える割合が高く、特に20代女性は72.0%と最も高かった。胃の不調の原因は、「ストレス」(55.2%)、「食べ過ぎ」(48.0%)の回答が上位を占めた。予防対策では、「食べ過ぎない」「十分な睡眠をとる」「乳酸菌を摂る」「食物繊維を摂る」などの回答が挙がった。

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