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【サラシア】機能性表示+@で需要拡大

サラシア由来サラシノールを関与成分とする機能性表示食品は、114品が届出受理(9月20日現在)され、サプリ形状から一般食品まで、バリエーションに富んだ商品化が進んでいる。業界団体であるサラシア属植物普及協会では、PRISMA声明2020に準拠したSRも作成済み。さらなる商品開発に弾みをつけている。原料サプライヤーでは、機能性表示対応のほか、除菌や包摂化といった差別化提案も。体感素材としての提案が活発化している。

機能性表示で市場形成本格化 乳酸菌などの複合品開発も

伝承医学のアーユルベーダで肥満や糖尿病治療に使われるなど、古くからその機能性が知られてきたサラシア属植物。日本では、サラシア属植物研究の第一人者である京都薬科大学名誉教授の吉川雅之氏による研究を皮切りに、メーカーや学術機関の研究が進められてきた。これまで、「α-グルコシダーゼ活性阻害」「抗肥満作用」「肝機能改善」「肝臓保護作用」「中性脂肪上昇遅延作用」といった生活習慣病に関する論文が報告されている。
機能性表示食品では、サラシア由来サラシノールを関与成分とした商品が続々登場。「糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする」「腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)」旨の表示で受理されている。
サラシア由来サラシノールを機能性関与成分とした機能性表示食品は9月20日現在、114品目となった。形状はサプリメンのほか、お茶やゼリー飲料、チョコ、茶漬け、牛丼など、一般食品での商品化も進んでいる。

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