国産オーガニックコスメへ期待集まる
世界的な不況下でも、年々規模が拡大している注目商材、それが「オーガニックコスメ」だ。
景気後退の影響が大きい欧米各国でも好調で、日本国内でも売り上げを着々と伸ばして、市場規模は200億円が目前となってきた。
一部のオーガニック好きのマニアックな層が主軸となってきた購買層が、ここに来て、より広く一般消費者層までに広がり、使用年齢層もアラフォー世代の30代後半から40代前半が中心だったのが、前後する20代、50代へと、裾野を広げている。
この背景には、安全・安心に加えて、長く続いたデフレ傾向の中で低価格帯の化粧品ラインアップに満足できなくなった消費者の行動変化も大きい。
現在のオーガニックコスメのラインアップはヨーロッパ原産のものが中心であったが、一般ユーザーの増加とともに国産品の登場も期待されている。