アジア最大の美容展示会「COSMOPROF ASIA2024(コスモプロフアジア2024)」(インフォーマグループ主催)が13日より香港で開幕する。本日12日には一足先に、原料・OEM・包装等の製造分野をテーマにした併設展「COSMOPACK ASIA2024」が香港AWE(アジアワールドエキスポ)でスタート。同分野のエキスパート1,200以上の出展社が集結し、3日間で20,000人以上の来場を見込む。初日からアジア圏を中心に欧米からも多くの来場者が会場に足を運んだ。
コスモパックの特別展示エリアでは、OEM/ODMやパッケージメーカーによる最先端のイノベーションや、持続可能なソリューションの展示を行う「PRESTIGE PACKAGING OEM/ODM」エリア、急成長する美容サプリメント分野のスポットライトを当てた「BEAUTY SUPPLEMENTS」エリア、魅力的な香りの数々が体験できる「FRAGRANCE」エリアなどが設置された。
日本からはサンワ・ウイングスや東洋ビューティなどのOEM・ODMメーカーが出展した。サンワ・ウイングスは5年以上に
わたって連続出展。欧米や東南アジアをはじめ、世界各国の企業に向けて日本製OEM・ODMをアピールする。同社では透明石鹸や基礎化粧品全般の製造を手掛けており、台湾オフィスの山口舞結氏は「固形石鹸のOEMは当社の強みのひとつ」と話す。これまでに日本企業の国外輸出や、海外企業からのOEMを数多く受注しており、展示会出展はグローバルでの展開をさらに広げたいというのが狙い。
東洋ビューティも連続出展の1社。「ブースではスキンケア製品への関心が強い」と話すのは同社海外営業統括部の呉泰煥氏。「なかでもナチュラル志向が強い印象。欧州はミニ
マムな処方をニーズしている」と分析した。コスモパックへの出展については「東南アジアでの展開をさらに広げていきたい」としている。
韓国からはKolmar Korea(コルマーコリア)が出展。アジアセールスチームのプロジェクトマネージャー申希析氏は「中国、日本からの来場者が多い」とし、同社が得意とする「クッション製品やUVケア製品に関心が高い」という。近年、日本企業から「メイドインコリアを希望したい」といった声が少なくないという。
このほか容器メーカーや、充填、ラベリング機械など幅広いメーカーが多数出展している。コスモパックは14日(木)まで開催。