300億円市場が射程圏に —— 。本紙が今回2024年通期の水素商材の市場動向について調査した結果、市場規模は前年比12.4%増の約265億円(メーカー出荷金額ベース)と、2年連続での2ケタ成長となった。ここ数年の成長株である水素吸入器が同37.5%増の約55億円と大幅に伸びたほか、水素サプリ・コスメ等も約25%伸びた。主要販売チャネルの対面販売ルートがコロナ前の水準に戻ったこと、エステサロンや理美容室などでの水素人気の再燃をはじめ、美容マーケットへの浸透、海外輸出の伸長なども追い風となり、主要メーカーの7割以上が増収を達成。その内8割以上が2ケタ増収となった。2025年上期の経営状況についても「良くなる」と回答した企業が6割を超えた。水素商材市場は、これまでのピークだった2016年以来の300億円の大台が目前に迫ってきた。
6年連続の市場拡大 2年連続2ケタ成長を達成
本紙では10月中旬から11月初旬に掛け、水素商材の主要メーカーへの訪問取材および、取り扱いメーカーへのアンケート調査を実施。43社から回答を得た。主要企業の売上高の合算および増減率をもとにした2024年通期の水素商材の市場規模(メ
ーカー出荷金額ベース)は、推計で265億4,000万円(前年比12.4%増)となり、6年連続で市場は拡大、2年連続で2ケタ成長を達成したことがわかった。ここに日本トリムやパナソニックなどがアルカリイオン整水器(電解水素水整水器)として販売する管理医療機器を加えると、450億円前後の市場規模と推計される。
続きは、本紙11月20日発行号(1800号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。
■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■
2017年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください