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【サケ由来機能性素材】核酸・PG・プラセンタがけん引

 プロテオグリカン(PG)からコラーゲン、核酸、DHA、プラセンタなど、1匹の個体から様々な成分が利用できるサケ。サケ由来の機能性素材は、健康食品から化粧品まで利用される不動の人気素材となっている。販売ルートも多岐に亘り、ドラッグストアや通販の定番製品から、MLMなどのクローズドマーケットのメインアイテムまで、幅広いルートで展開されている。日本の伝統食材としてはもちろん、未利用資源活用や機能性の面で海外でも日本発・サケ由来機能性素材の利用が進んでいる。

漁獲量激減も健食業界では安定供給堅持

秋から冬にかけて日本の大衆魚として親しまれてきたサケは、近年漁獲量の急激な減少により価格が高騰している。北海道連合海区漁業調査委員会が発表した2023年の秋サケ沿岸漁獲速報は、前年比35%減の1,921万尾だった。2024年の統計はこれから発表されるが、11月の速報値では1,562万尾(前年同月比81%)と、今年も減少傾向が続くものとみられる。北海道立総合研究機構の担当者によると、温暖化の要因や稚魚の回遊経路の変化など様々な要因が絡み合い、近年の漁獲量減少に至る。また、北海道沖に戻ってくるサケの若年化により、年々小ぶりの個体が水揚げされる傾向だという。今年12月時点で健食業界での漁獲量減少による影響は大きくないというが、将来的には原料不足も危惧される。

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