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【霊芝】海外で機能性キノコが脚光、日本霊芝に商機

 伝統キノコ素材・霊芝は、免疫賦活作用をはじめ、様々な健康機能を有する。ファンクショナルマッシュルーム(機能性キノコ)がコロナ禍を契機に、海外で利用が広がる中、認知度に加え、体感性の高い霊芝の注目度が上昇。“日本産霊芝(Reishi)”は、優れた栽培・加工技術から海外の評価が高く、今後も需要増が見込まれる。国内市場は、インバウンド需要が回復基調にあるほか、高齢者を中心としたリピーター層に支えられ、堅調に推移する。一方、「女性ホルモン」「更年期」を切り口にフェムケア、メンテック商材としての利用も期待される。

機能性キノコの筆頭「Reishi」国産原料、海外で高評価

海外でファンクショナルマッシュルーム(機能性キノコ)の利用が広がる中、伝統素材の霊芝が注目されている。インフォーマグループのNBJが昨年発表した「Mushroom Market Report」によると、機能性キノコサプリメントはコロナ禍を経て注目度が増し、2023年の市場は、2019年の4倍以上に拡大。特に、霊芝やヤマブシタケが人気だという。機能性キノコサプリメント市場は4億ドル弱で、2027年に6億ドルに達するとの見方を示している。昨春に開催された米国最大規模の自然・健康食品展「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ ウエスト」では、機能性キノコ商材が多数出品され、「IMMUNE」サプリメントとして霊芝商材の出品も目立った。 霊芝の栽培・加工技術や品質の高さから、“日本産霊芝(Reishi)”に対する信頼は高く、今回の取材先各社からは、「コロナ収束後も免疫に対する関心が高く、海外輸出量は安定している」「海外のドラッグストアチェーン向け商品を投入。新たなユーザー獲得に繋がるなど一定の成果が出ている」「ペット向けサプリの注文が海外からも多い」などの声が聞かれた。

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