加齢と共に増える老眼や視力低下は、アイフレイルと呼ばれ、身体機能や認知機能低下を引き起こす。また、アイケアは、中高年だけでなく子供にも必要性が広がっている。スマホや学校でのPC利用の影響で子供の近視が問題となっている。国や医療機関では目の疾病予防に向け、啓発活動を積極的に行っている。市場では、アントシアニンをはじめ、ルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンなどを含有したサプリメントが流通。大手サプリメーカーの看板商品になっているのも少なくない。※「ブルーベリー」特集は1809号(4月2日号)で予定します。
全世代でアイケアの必要性高まる
高齢化とデジタル化によりアイケアのニーズが高まっている。日本眼科啓発会議が昨年、40〜80代男女1 万2,491人を対象に実施した目の健康に関する意識調査では、「体の不自由を感じていますか」の質問で、「目(視覚)に関すること」が2番目に多かった。目の悩みについては、「老視」が最も多く、「目が疲れやすい」「視力が低下する」が続く。同会議では、40歳以降の人たちへアイフレイルの予防を推奨している。日本眼科学会によると、中高年の失明原因のトップは「緑内障」。次いで、「糖尿病網膜症」「網膜色素変性」「加齢黄斑変性」と続く。同学会では、「網膜色素変性」以外は、予防できるとしながら、これらの疾病は、痛みなどの自覚症状がない故、日頃からのケアを必要としている。
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