健康産業のBtoB展示会「健康博覧会2025」(主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン)が2月26日〜28日、東京ビッグサイト1〜3ホールで開催され、約350社が出展した。来場者の関心度1位は「機能性表示食品」。素材では乳酸菌や植物発酵エキス、水素、NMNなどが目立った。「腸活」「フェムケア」「プラントベース」などのトレンドも注目を集めた。同時開催の「ケアショージャパン」では高齢者食や介護食などが展示され、大手企業も出展、賑わいを見せた。
フェムケアに注目
43回目の開催となる健康博覧会は、「健康食品&サプリメント」「オーガニック&ナチュラル」「フェムテック&メンテック」「ビューティ&ウェルネス」「ボディ&マインドリカバリー」の5エキスポで構成。健康食品原料、プラントベース製品、OEM提案、パッケージ製造企業による環境対応素材の提案など、幅広い展示が行われた。昨年に続き、「乳酸菌」の紹介が目立った。オリザ油化の新商品「さくら乳酸菌」、ニチニチ製薬の「FK23」など、日本ベルムの「EF-2001」、コンビの殺菌乳酸菌「EC-12」「BR-108」、炭プラスラボの「エクオール乳酸菌粉末」ほか、多数の企業による展示が行われた。また、「水素」に関する企業は約20社で、水素吸入器のほか、食品、化粧品に添加した製品の出展がみられた。このほか、「NMN」「植物発酵エキス」「リポソーム」をテーマとした展示が複数行われた。来場者に事前に行ったアンケート調査で、関心のあるキーワード1位は「機能性表示食品」。機能性表示食品対応の原料や提案が活発に行われた。
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