更年期は女性の人生における自然な転換期であり、多くの場合、日常生活や健康全般に影響を及ぼす症状を伴う。労働人口の44%を女性が占める日本では、更年期障害の管理は個人の健康と社会の生産性の両方にとって極めて重要。ピクノジェノール®は、フランスの海岸松樹皮から抽出されたエキスで、更年期の女性の症状を緩和する可能性があることが研究により示されている。
更年期障害は、女性の健康問題の中で最も経済的・社会的影響が大きい。経済産業省の2024年の報告書によると、女性の健康問題に起因する経済損失約3.4兆円のうち、更年期症状が50%以上を占め、約1.9兆円にのぼる。更年期は、仕事を休んだり、パフォーマンスを低下させたり、女性が離職したりする原因の第1位である。この大きな影響は、更年期の健康のための健康食品を含む効果的な管理戦略の必要性を強調している。 更年期症状の緩和におけるピクノジェノールの有効性について、いくつかの臨床研究が行われている。台湾で実施され、2007年に発表された最初の研究は、200人の更年期女性を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、ピクノジェノールを毎日摂取した場合の効果を評価。ほてり、寝汗、気分の落ち込み、疲労感、睡眠障害など、幅広い更年期症状が有意に改善された。有害事象は報告されておらず、ピクノジェノールが更年期症状の管理に安全な選択肢を提供する可能性を示唆している。
続きは、本紙3月19日発行号(1808号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから
該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。
■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■
2017年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください