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【ローヤルゼリー】市場規模、前年比微増の296億円

健康食品素材として70年以上の歴史を有するローヤルゼリー(RJ)市場は、大きな伸びはないものの緩やかな回復基調に。2024年のRJ市場規模は295億円から296億に微増。原料および最終製品のメーカーへの取材からは、「輸出が好調」「前年比変わらず堅調」「アスリートからの引き合いが増えた」などの声が聞かれた。近年は、スポーツ用途に加え、認知機能向けの製品開発にも期待が掛かる。

70 年以上の定番素材

ローヤルゼリー(RJ)は、古くから不老長寿の妙薬として重宝されてきた。RJの栄養成分は、抗炎症作用を持つデセン酸が代表的で、その機能性研究は多岐に亘る。その他、必須アミノ酸、ビタミン類、ミネラル、コリン、γ-アミノ酪酸等を豊富に含んでいる。日本では、1950年代から健康食品素材としてRJが利用されてきた歴史を持つ。現在でも資生堂や明治など大手化粧品・健食メーカーの美容サプリからエナジー系ドリンクまで、様々な製品に長年利用されている。往年のサプライヤーらは、「様々な規原料が上市される中、RJは地味な素材になりつつあるが、健食の代表格であることに変わりない」「蜂産品としてのブランドは健在だ」と誇りを見せる。

続きは、本紙3月19日発行号(1808号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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